コラム
◆老眼とは
老視はふつう老眼といわれております。眼球の中ある水晶体とよばれるレンズは、年齢とともに次第に硬くなってまいります。
水晶体が硬くなりますと、目の近くの文字にピント合わせをする力(調整力)が弱まり、目から30cm程度の距離においた本屋新聞などが読みにくくなり、新聞を遠ざけて読んだり、明るい場所でしか読めないという状態がやってまいります。これが老眼の始まりです。
つまり老眼(老視)というのは、水晶体が年齢的に硬くなってきたために、調整力が低下して、地価きうのものをみるのが困難になった状態のことを言います。
よく、老眼は近視同様、ずっと進んでいくのではないか?とご心配される方がいらっしゃいますが、老眼は一時期は進んでいきますが、あるタイミングになると進捗は止まり、一定化します。
人間の目が近くのものにピント合わせをする調節の働きをするときには、水晶体全面の中央部が突出したような形になり、水晶体が光を屈折する力が大きくなるのですが、水晶体がこのような特殊な変形をする軟らかさは年齢と共に失われていきます。
老眼が始まる時期は人それぞれ異なりますが、普通42歳頃から始まります。